2020-10-11

お米の「色彩選別」を当面の間、休止致します。

令和二年産新米開始に伴い、変更になる販売方法やサービスの中から、下記項目の(1)と(2)を前回、ご説明致しました。(>「玄米販売と季節割引の休止について(と、お米の話をちょっと)https://hachimaiya.com/1872

前回の後半のまとめで少しだけ話題に触れていますが、今回は(3)の要件について、お伝えしていこうと思います。

  1. 玄米特化商品の取り扱いを休止します。《> Link》
  2. 季節割引を当面の間、休止致します。《> Link》
  3. お米の「色彩選別」を当面の間、休止致します。
  4. オンラインショップを会員制限定販売へ変更します。

《3》お米の「色彩選別」を当面の間、休止致します。

今期(2020年度産)は『色彩選別』を行なうことをやめました。また、今季及び、現在の新型コロナウイルス蔓延下の期間においては、当面の間、色彩選別は原則休止とさせていただきます。

しかしながら、今季(2020年度産)のお米は、ここ数年の中では、品質的にもとても良好な一等米に仕上がったため、選別をしなくても、全く遜色のない出来です。

気候等の条件が好く品質の高いお米になったこと。その点が一番の色彩選別休止を決断させた理由でもあります。

八米屋

なのではじめに申し上げておきます。今季のお米の品質はとてもよいです! 是非、美味しくご賞味くださいね。

◎ お米の色彩選別とは(… ほとんど余談)

収穫後のお米が玄米や白米として出荷されるまでに、脱穀から乾燥・籾摺り・精米などの主要な行程の他に、石抜き処理でお米に混じった石や異物を選別する他に昨今では、玄米の段階で『色彩選別機』を通して、お米以外の異物の除去はもちろんのこと、未成熟米や虫などによって生じる黒い斑点米なども含む着色米を一粒一粒ピンポイントで高性能な機械で取り除くことができます。

そうして市場に一般的に出回る『真っ白なお米』が商品としてできあがるのが、昨今のお米販売の主流になりつつあります。大体200万円〜500万円程度で、現代日本の平均的規模の個人農家にとっては、手に入れにくいとても高額な機械なのですが、地域によっては共同で購入したりしている方々もいるようです。

無論、100%の除去や選別は不可能ですが、個人的に見ていて、本当にすごい機会だなぁと感心するほどに、大気圏外から渋谷の人混みの中で一人の無法者が歩きタバコをしている、その火のついたタバコの先のみを狙って撃ち落とす!くらいのすごい機械だと思っています。

個人農家には難しいと述べましたが、稲作の出荷までの全行程では、種まきや田植え機、ビニールハウスなども必要ですし、トラクター、コンバイン、乾燥機、その他籾摺り等の設備と、これらの単価のすべてがまた同等の価格帯なのです。

平成以降の農業の実情としてたまに目にしますが、『現代の稲作農家は実際は利益はない』『お米を作れば作るほど赤字が増える』などという話も実際にあります。借金を返し終わる頃には、また新しい機械のローンを組んでいるということでもありますね。 ……とまぁ、今日はそんな話題ではありませんので、話を戻します。

しかしながらなにも、資本の都合上で、今季の色彩選別を取りやめたということでもないのです。購入や設備維持には大きめの予算も必要ですが、個別の選別ならば、専門の機関などに多少の費用で依頼は可能ですので、例年通り行うのは確かに可能ではあります。

目には見えなくとも、理由は明確です。

今季において、なによりもの理由としては、『新型コロナウイルス感染症』への対策によるものです。

ここでも無論、様々な思想や情報がありますから、ご理解いただけないお方もいらっしゃると予測しております。しかし、当店の方針以前に理念とも言えるお話を以下に述べることになるかなぁと思っていますが、それもまた、どのようにお受け取りになるかも、各々の自由です。

今季の決定は、まずなによりも『関係者やスタッフの感染リスクを避けるため』の選択です。部外者との接触を可能な限り控えることを優先致しました。無論、他者への同等のリスク回避のためでもあります。

その他にも理由や関係する懸案事項も多々ありますが、あとにも先にも感染及び蔓延予防対策として、5月頃には、すでに私の念頭には当件が真っ先にありました。

身内、内部の話ですが、一部の主要の者は、何十年と農家として生きてきた者たちです。全国の農家がそうだとは言えませんが、どう考えても、部外者でも通りすがりの者でも笑顔で必要以上にあたりまえにコミュニケーションをとってしまうであろうことは目に見えています。

ある意味で、気のいいお百姓さんですからね。そういう部分は令和になったいまでも、個人差はあれど、やはりいい伝統として残っていますから、だからこそ「注意喚起」よりも『休止』を選びました。

色彩選別休止の理由としては、現実的にこの『新型コロナウイルス対策』です。ご理解いただけないお方も多くいるのは、同じ現代日本人として私も重々承知の上ですが、今季においては休止させていただきます。

◎ 項目3のまとめとして

休止の理由としては以上です。しかし、それ以上に今回『大きな課題と転機』のようなものを、この決定時に『コロナ禍からの気づきと学び』のような感じで、とても考えさせられたことがあります。

当内容は、あくまでも今季からの変更点の説明が主体ですので、改めて、続きは別の記事としてまとめてみようと思っています。それらの中に、感染予防対策よりももっと重要な理由ともとれる案件があると感じていますので、どうか、よろしければまた次回内容も読んでくれたなら幸いです。

ここで最後に、色彩選別をあまり行わないお米も実際に市場に出回っていることをご存知な方はいるでしょうか?また、そのお米ってどんなお米か予測できますか?もちろん飼料米などのことではなく、人間が食べるお米です。

すぐ答えを言っちゃいますが、それは実は『自然農法米』や『無農薬栽培米』や『減農薬』などのできる限り自然農法で作られているお米なのです。一部では『美味しいからこそ虫が食べる』と言う方もいます。もちろん、すべての自然派のお米の話ではありません。自然派のお米でも色彩選別をしているお米も、これもまた多いです。

当店では、今季のこととしてまずは休止と致しましたが、来季以降においては、まだ未知のこととして、その年々でのお米の出来や品質は、環境や天候により異なるものです。そのため、毎年の収穫時のお米の状態に応じて、今後は選別等の処理を判断していきますので、一概に選別処理をやめたわけでもございません。

必要な場合は必要なことをしていきます。今季においては、美味しく安全なお米を守ることと、提供するということにおいて、全行程の中の優先事項として、色彩選別は休止する選択をさせていただきましたことを、ここにご報告致しました。

次回に改めまして、前述の『大きな課題と転機 − コロナ禍からの気づきと学び』などについて、また書きますが、八米屋の理念としても、地球や宇宙の摂理や真理においても、生物・生命である地球の食物をより大事に、食はもちろん命や生活や商業においても、本来の在り方に寄り添うための、ちいさなひとつの決断です。

また、今季からの変更点として残された「項目4」の『オンラインショップを会員制限定販売へ変更します。(予定)』も、またご説明やご案内をさせていただきます。

今後とも、八米屋をよろしくお願い申し上げます。

> 次回へつづく −−−

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