八米屋
2019-08-08

今にしか存在しないお米(ご予約等につきまして)

いつも八米屋をご利用いただきまして、ありがとう存じます。

今年(2019年)もあと少しで新米の収穫時期を迎えます。令和元年収穫にあたる本年のお米も、おかげさまですくすくと育っています。

天候等による影響はもちろんございますが、その影響がどのような品質や味としての結果に繋がるのかは、収穫後に食べてみないとわからないというのが、本当の正直な気持ちです。

無論、品質の検査や食味鑑定等により「数値」としては、査定が事前に決まりますが、本当のところはやはり食べてみないとわからない。そしてまた、味の好みは十人十色。そこがまた農業や自然の面白いところだなぁと日頃からしみじみと感じています。

本日は、大袈裟なことというわけではありませんが、皆様にお知らせがございます。

数年にわたり、ずっと検討してきたことなのですが、八米屋の在り方や方針として指針は決まりましたので、ここでお知らせさせていただこうと思います。

別ページにて詳細を掲載致しました。後半は私情も入ってしまったと感じているのですが、素直な気持ちでもあり、その点でかなり長い期間を決定に迷ってしまったのも事実です。

以下にも同文を掲載させていただいておりますので、ご覧いただければ幸いです。

 

 

 

▼ 以下、上記リンク「ご予約等につきまして」同文を掲載しております ▼



ご予約・定期便・事前精算・一括購入における分納及び保管等について

いつも八米屋をご利用いただきまして、ありがとう存じます。

ご購入者様からのご要望の中で多いものに、事前購入によるおまとめ一括精算等の「定期便」、また年間契約や大量一括購入における「分納」などがございます。

しかしながら八米屋では、長期の検討の末、それら共通の制度である『予約』は、お受付しない方針を決めました。

 

すべての商品を売り切りの一点ものとして扱い、基本的には、商品の『保管』及び『分納』は行いません。
一度にご注文いただいた商品は、一回の配送にて納品させていただきます。分納をご要望の場合は、その都度の一回毎の発送分(送料含)にて、ご購入及び御清算をお願い致します。(※クレジット分割払を除く)

 

そのため、複数や業務用等での大量一括購入における商品のお届け後は、ご購入者様のご自宅及び所有環境において、ご自身で保管していただくことになりますが、合計重量に対してのお値引や特典等を適宜、善処させていただけますので、必ずご購入前にお気軽にご相談ください。

 

お米は生きている自然食品であり、天然の生命であることがなによりもの摂理であり大前提です。確約した生産や提供という形式の商業サービスとは異なるものです。一定の品質への確約も不可能な上、収穫量もすべては自然に委ねる上で、自然の恵みをいただいているものです。

地球環境やその都度の天候や環境によって、不作に見舞われる可能性も常にありますし、備蓄はあっても流通機能が停止して各ご家庭までお届けすることができない可能性もあるのが、生産地直送のお米の提供の基本だと考えています。

 

しかしながら、可能な限りは次期購入希望分をはじめ、定期的にご愛顧いただいているお得意様の年間消費量予測に沿ったお米は、安定した倉庫環境にて備蓄し、常時お求めいただけるよう最善の備えとして努めて参りますが、該当品種のお米が完売となり、ご提供できなくなる場合もございます。

大袈裟に捉えられることは避けたいですが、例として、有事や災害時等における日本人の食料の備えとしてもお米は必須だと考えます。有事においてなにが優先、または誰が優先ということにおいては、なにも特別なものはありませんが、日頃から当店をご愛顧いただいている皆様へ、どんなときも少しでも安心を共有できたならという願いは、常に指針の中にあるのも事実です。

 

かねてより「年間契約」「収穫前予約」「定期購入」「定期配達」「保管代行」等の、現代社会では当たり前となった便利でお得なサービスについて前向きに検討はしてきたのですが、現代において八米屋では、それらを行うことは難しいと結論を出しました。

 

今にしか存在しないお米や生命を大切に想う気持ち

日頃から農業を通して自然と共に、自らも自然の一部として生きていると、現代の商業サービスではまるで当たり前のように感じてしまっている、安心の約束やもしもの保障などの謂わば、未知である未来の架空の売買契約のようなことは、本当は一切無効であり、また無理なことのように思えてくるのです。

無論、ビジネスも営利法人も国家でさえも、その場合の約束が「無効」となる免罪のための一文を契約書に記載はしているものですが、稲も自然も地球も、そんな都合の良い契約書を交わしてはくれません。

コシヒカリを数ヶ月毎に例年お届けすると約束したとしても、大型の台風がお米をすべて土に還してしまうかもしれませんし、それこそ明日、私自身がこの世から消えてしまうかもしれません(笑)

 

常に流転する無常な現世でもあり、そのまた万葉の限りなき美しきこの世界の中で、二つとして同じものはないかけがえのない今に在って、命を慈しみながらお米も我々も、どんな未来を描いていくのか ———

製造や予測による経済活動とは異なる、命の生産の営みとして、八米屋は農業を考えています。

自然から空間やエネルギーを共有して、万事を尽くしてその恩恵を頂戴する。二つとして同じ形の無い雲を見上げるかのように、今にしか存在しない限りある自然に対して、約束できないものを約束して売買することは、どう努力しても不確定で無理なことだと観念しているという気持ちです。

 

長々と私情も交えて記してしまいましたが、最後に蛇足をお許しいただけるのなら、そんな有限のかけがえのない食料や生命や生産物に対して、ましてやそれら生命を営む環境や自然や地球や宇宙に対しても、今よりもほんの少しだけでも、各々が大切に扱ってくれる時代を選んでくれたならと祈るような気持ちでいます。

何故ならば、あくまでも私一人だけの感覚で、すべての農業家の方々はどうなのかは存じ上げませんが、お米を作っていると言っても、そのお米も土地も、お米が育つすべての環境においても、日光や風や水や様々な生物達が稲の生長の殆どを営んでくれているもので、我々にできることは実はとても僅かなことなのだと私は思うのです。

故に、私の所有物でもない、ましてや自然からいただいたお米達でもあり、しかしその僅かな人事を尽くすことによって、一定以上の美味しさや生産量を保持することが、今はできている。そんな「今にしか存在しないお米」として、皆様にもその恵みをお分かちできたなら、本当に幸せに思えます。

 

以上、商業的には不誠実で無責任なのかもしれませんが「約束をしない」という、それもまた八米屋なりの理念による誠意だと受け止めていただけたなら、とても幸いに存じます。

 

いつもご愛顧の程、心より感謝申し上げますとともに、ご了承の程、お願い申し上げます。

その上でのご相談やご要望に関しては、可能な限り善処致しますので、遠慮なくお気軽にお声をかけていただきたく存じます。

 

2019年8月7日 記

 



 

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